「マインクラフトは教育に良い」という事を聞いたことがあるでしょうか?教育目的でやらせたいけど、始めるにはどのくらい初期投資が必要?ランニングコストは?という疑問が出てくると思います。
オンラインで友達と遊ぶのか、家族で遊ぶのか等のプレイスタイルによって、初期費用や維持費は変わってきます。
教育に役立てつつも親の負担が少なく済むための情報を整理したいと思います。
目次
はじめに
体験談については、プレイ経験のあるNintendo Switch、PlayStation4、iOS、Fireタブレット、パソコンを対象とします。
また個人の感想であり、インターネット環境やスペック等によって変わりますので、その点ご了承ください。
開発元のMojang Synergies ABからレガシー(古い)端末と指定されているPS3等はこの記事では触れません。
マインクラフトの種類
マインクラフトにはJava Edition(ジャヴァ エディション)と統合版といった種類があります。
それぞれの特徴は大きく分けて次の通りです。
Javaエディション
Windows、Mac、Linuxで動作するマインクラフトでオンラインプレイはJavaエディション同士でしか出来ません。
また、Mod(モッド)が使えるのもこのエディションのみです。
Modはマインクラフトの開発元とは別に、個々人で拡張・カスタマイズ出来る(した)ものです。
インターネット上に公開されているModを入れる事で、通常のマインクラフトとは別の遊び方が出来ます。
統合版
Windows、iOS、Android、Xbox、PS4、Switch、Fireデバイス、Oculusといった複数のプラットフォームで提供されており、別のプラットフォーム同士でもオンラインプレイが出来ます。
こちらはModの使用やJavaエディションとオンラインプレイすることは出来ません。
プラットフォーム
プラットフォーム毎の特徴
プラットフォーム毎の大きな特徴として、以下の2点に注目する必要があります。
- 画面分割マルチプレイに対応しているか
- オンラインプレイで料金が掛かるか
画面分割マルチプレイ
公式サイトの「Minecraft を手に入れる | Minecraft」によると、画面分割マルチプレイに対応しているのはXbox、PS4、Switch、Fire Devicesの4つです。
PS4とSwitchで画面分割マルチプレイはやったことがありますが、当然ながら4人分のコントローラーが必要です。
Switchはおすそ分けプレイに対応していないので、ジョイコンの場合は4セット必要です。
Fire Devicesは画面分割対応となっていますが、Fireタブレットでは画面分割が出来ません。
FireTV等の話でしょうか?ここについては分かりません。
オンラインプレイ
画面分割マルチプレイが出来るPS4、Switchですが、オンラインプレイをするにはPS PlusやNintendo Switch Onlineへの加入が必須です。Xboxは持ってないので分かりません。
もし友達や遠く離れた家族と一緒にプレイしたいとなった場合に、オンラインサービスへ加入が必要な点は考慮が必要となります。
元々加入しているケースでは気になりませんが、そうでない場合は年間数千円が掛かる事になります。
初期投資
2023/1/15時点のダウンロード版価格です。
Windows | 3,960円 | Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC を購入 | Xbox |
iOS | 1100円 | 「Minecraft」をApp Storeで (apple.com) |
Android | 780円 | Minecraft – Google Play のアプリ |
Switch | 3,980円 | Minecraft ダウンロード版 | My Nintendo Store(マイニンテンドーストア) |
PS4 | 2,640円 | Minecraft (playstation.com) |
Fire Devices | 900円 | Minecraft – Amazon |
画面分割プレイが出来ないからか、モバイル版は安い傾向があります。
オンラインプレイ
マイクロソフトアカウントが必要
オンラインプレイにはマイクロソフトアカウントが必要です。
子供のアカウントを作成する場合は、ファミリグループを作成してペアレンタルコントロールを設定しておくことを推奨します。
参考:ユーザーをファミリ グループに追加する (microsoft.com)
世界を作った人がプレイしていないと遊べない
マインクラフトでは世界を作った人の端末にセーブデータが作成されます。
その世界で遊びたい時は、作った人がプレイしていなければ世界に入れません。
一つの世界をみんなで発展させていく場合にはネックとなる制約です。
世界を作った人がプレイしていなくても遊べるようにするには、マインクラフトサーバーを構築するかRealmsというサービスを使う必要があります。
もしこのようなプレイをしたい場合のお勧めはRealmsです。
Realms
マインクラフトサーバーのレンタルサービスです。
数日分のバックアップも自動で取ってくれるので、誰かが破壊の限りを尽くしたとしても戻すことが出来ます。
プランは自分+2フレンドの3人と自分+10フレンドの11人で遊べる2プランになります。
費用
手持ちの端末で確認したところ、デバイスによって価格が違いました。
※2023/1/15時点のサブスクリプション価格
自分+2 | 自分+10 | |
iOS | 480円 | 960円 |
Switch、Windows | 470円 | 930円 |
Fire Devices | 442円 | 886円 |
PS4 | 440円 | 880円 |
Realmsはマイクロソフトアカウントに紐づくため、FireタブレットでRealmsの契約をしても、同じマイクロソフトアカウントでログインすればSwitchであってもWindowsであってもRealmsが利用出来ます。
プラットフォーム毎の所感
PS4
起動に時間が掛かります。マインクラフトを開始してから10数分程度経たないとメニュー画面が表示されません。
HDDからSSDに変えればもっとマシかもしれません。
Fireタブレット、iPad、iPhone
タブレット操作は慣れないと難しく、コントローラーやキーボード&マウス操作の方が断然プレイしやすいです。
建設中心であれば良いのですが敵と戦うような場面や高所での作業等はミスしやすかったです。
Switch
Switchで作成した世界に4人でオンラインプレイをするとプチフリーズが頻発します。
時折切断もされるので、オンラインプレイは安定しません。
オンラインプレイする場合は、パソコン版でプレイしている人の世界に遊びに行くか、Realmsを使用した方が良いです。
パソコン
多少のスペックは必要ですが、一番安定しています。
総合評価
1から家族でプレイする環境を整えようとすると、Fireタブレットのセールを狙うのが安く済むと思います。
2台で50% OFFといったセールで購入して一つのアマゾンアカウントのデバイスとします。
このアカウントでマインクラフトを購入すると、ソフト一つで台数分の人数で遊ぶ事が出来るので、マインクラフトをプレイする時だけ子供に貸し出すといった事が出来ます。
iPhoneとiPadを一人が所有していた場合にも、同様にソフト一つで台数分の端末で遊べるので、こういったケースでも子供に貸し出してプレイは可能です。
SwitchやPS4はコントローラーが人数分持っており、オンラインプレイのサブスクリプションに入っている場合は安く済む可能性があります。
既存の環境を上手く使って安く済ませるには、こういった選択肢もありです。
ただし、いずれも複数人でプレイした時にプチフリーズ等が発生してストレスを感じる事があれば、一つはパソコン版で世界を作成し、その世界に他のユーザーが入るか、Realmsを利用して改善する必要があります。
最後に
子供にマインクラフトを遊ばせるときに、親も一緒にやってみてください。
親がハマってしまうというケースは多く、一緒に冒険に行ったり建築した物を見せ合ったりといった楽しみ方が出来るので、子供の教育効果は高くなると思います。
ゲームが苦手であれば、子供からやり方を教えて貰うのも良いでしょう。
私はSwitch版とPC版でプレイしています。